皮膚の乾燥と保湿剤①
これからの季節、空気の乾燥や、暖房による湿度低下によって、皮膚も乾燥しやすくなってきます。
皮膚が乾燥すると、カサカサになったり、痒みに敏感になり、掻いてしまい湿疹になったりすることがあります。
また、アトピー性皮膚炎の患者様は、もともと乾燥しがちな皮膚が炎症や掻痒がさらに悪化したり、治りにくくなります。
日々の水仕事、洗剤による食器洗いでも手指の角層バリアが壊されるため注意が必要です。乾燥してひび割れたり、痒みがでたりして手湿疹が起こるなど、乾燥肌は放っておくと湿疹になるので、早めに適切なケアを始めると良いです♫
【日常生活での注意点】
♡入浴・洗浄
→熱いお湯につかると必要以上の皮脂等が流れ出て皮膚の水分が減ってしまいます。乾燥が気になるときはぬるめのお湯(42℃以下)にしてください(´▽`)ノ
入浴時に洗浄剤を直接肌につけたり、ナイロンタオル等で強くこすって洗わないようにしましょう。角質がはがれすぎたり、肌の表面の必要な脂質も奪われてしまいます。石鹸をよく泡立ててやさしく手で洗ってください(´▽`)ノ
手湿疹の対策は、お湯を使いすぎると手の保湿成分が逃げやすくなります。水仕事はゴム手袋を使用しましょう。頻繁に手を石鹸で洗う習慣があれば控えめにしましょう。石鹸のすすぎ残しで湿疹になることもあります。しっかりと洗い流しましょう。
♡保湿剤
最低でも1日2回、朝と夜入浴後に保湿剤を塗ると良いです♫
塗り方は擦りこまずに、点々と皮膚の上においてからなじませるようにやさしく広げていきます。
保湿剤の種類はつけ心地で選ぶとよいです。夏はさっぱりとしたローションや乳液タイプ、冬はクリームや油脂性のものをお勧めします。
乾燥が悪化して湿疹になってしまった時はステロイドの塗り薬を塗って悪化を防ぐ必要があります。
湿疹になってしまったら、早めに受診して薬を処方してもらいましょう。皮膚の乾燥にも保険内、保険外で保湿剤があります。ご気軽にご相談ください(´▽`)ノ
寒い季節に水虫治療を②
前回に引き続き、今回は爪の水虫の治療についてご説明します。
当院では患者さま一人一人の症状に合わせ、外用薬や内服薬が治療に使用します。
多くは塗り薬のみでも治りますが、症状によっては飲み薬の治療が必要になることもあります。
水虫治療には外用薬の他に、内服薬に「ネイリンカプセル」や「ラミシール」という薬が使用されることがあり、この薬は爪水虫(爪白癬)に使用する抗菌薬です。
治療で使用される抗菌薬には白癬菌を殺す作用があります。
爪の表面に塗り、有効成分が白癬のいる爪の中まで浸透する外用薬に対し、内服薬であるネイリンカプセルは有効成分が血液により爪まで運ばれて、皮膚、および爪の内側から効果が発揮されます。
抗菌薬は白癬菌を殺す作用はありますが、一旦変色・変形した爪がもとに戻るわけではありません。
有効成分が効いてくると爪の成長に伴って、白癬菌に感染した爪が先端の方へと押し出され、健康な爪におきかわります。
根気強く治療を継続すれば治る病気なので、完治を目指して治療に取り組むことが大切です✨
爪水虫は放置しているいると、ご家族にうつってしまうことも…
ご症状にお心当たりのある方は、簡単に当院で水虫検査ができますのでまずはご来院ください♪(*^^*)
寒い季節に水虫治療を①
足の爪に白色または黄白色の混濁があり、爪があつくなっていたり、ボロボロしていたり、
くさび形に変色しているなど症状はありませんか?
もしかしたら、それは“爪水虫”かもしれません。
水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因で起こる皮膚感染症です。
白癬には足に出来る「足白癬」、爪にできる「爪白癬」、その他頭部、股部、体部にもできます。
白癬菌は通気性が悪く、ジクジクした所を好んで繁殖し、タオルや足ふきマット、スリッパから簡単に感染します。
白癬菌は高温多湿を好みます。
そのため、湿度の高い夏は症状が悪化し、乾燥している時期に症状が落ち着くため、
この時期から治療をはじめることをおすすめします。
足の水虫や爪の水虫の検査は当日に結果が分かります。
ご症状にお心当たりのある方はまずは当院までご受診ください。
ひび、あかぎれ治療は当院へ③
前回に引き続きひび、あかぎれの予防についてご紹介いたします❄
今日から始められる簡単な予防法もあるので生活スタイルに合わせて是非取り入れてみてください♪
これまでにご紹介した記事や、以下に記載した予防法でひびやあかぎれの痛みや痒い症状を予防しましょう!
・熱いお湯の使用に注意する
熱いお湯は皮膚に必要な保湿成分を奪ってしまうため、温度に注意しましょう。
手袋や帽子、耳あてなどで外気から皮膚を守る
寒い季節は、皮膚に必要なうるおいを奪われないよう、冷たく乾燥した外気からしっかり守ることが大切です。手袋や靴下、帽子、耳あてなどを上手に活用しましょう。
・部屋の乾燥を防ぐ
部屋の湿度が低い状態だと、皮膚の乾燥が進み、ひび・あかぎれを起こしやすくなります。とくにエアコンをよく使う季節は、注意が必要です。湿度が高すぎると、ウイルスやカビを増殖させる原因ともなるため、50%を目安に湿度を保つとよいでしょう。
・ぬるめの湯船につかって血行を促す
入浴を熱いシャワーで済ませてしまうと、肌が乾燥するだけでなく、体がきちんと温まりません。とくに寒い季節は血行不良になりやすいため、38~40℃のぬるめの湯船につかって血行を促しましょう。
ただし、長風呂には気をつけましょう。皮膚がふやけて、バリア機能が低下してしまいます。
また、体を洗うときはナイロン製のタオルなどでゴシゴシと強くこすらずやさしい素材のタオルや手で洗いましょう。しっかり泡立てた泡を肌にのせるように手のひらで洗うのがおすすめです。
・肌にやさしい素材の製品を使用する
「オーガニック素材」などは耳にするワードだと思います。ハンカチや先ほどのボディタオル、洋服、寝具などはお肌にやさしい綿や麻、絹などから作られた製品を使用するとよいでしょう。
・バランスのよい食事をとる
日々の食事が健やかな肌を育てます。まずは、バランスのとれた食事をとることが基本。ビタミンA、B2、Eは肌の再生を促してくれます。積極的に摂取しましょう。
以下に働きとそれらを多く含む食品をまとめてみました↓
〇ビタミンA
働き…健康を維持する働きや、喉や鼻などの粘膜に働いて細胞から体を守る働きがあります。また、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能にも関わりがあります。過剰摂取した場合肝機能障害や、妊娠中(妊娠希望)の方は胎児への悪影響の報告があります。普通の食事からは取り過ぎにはならないですが、サプリなどを内服されている方は用法を守りましょう。
食品…レバー、バター、チーズ、卵、緑黄色野菜
〇ビタミンB2
働き…皮膚や粘膜、髪、爪などを作るのに必要なエネルギーです。水溶性のため過剰摂取した場合は尿として排出されます。
食品…レバー、うなぎ、納豆、乳製品、ワカメ、アーモンド
〇ビタミンE
働き…抗酸化作用があり、体内の細胞膜の酸化による老化や、動脈硬化などを予防する働きがあります。日常生活で取り過ぎることはほとんどありませんが、サプリメントなどを内服している方は使用法を守りましょう。
食品…アーモンドなどのナッツ類、魚介類、カボチャ、アボカド
正しいスキンケアで良い気持ちで新年を迎えましょう!
2019/12/29ひび、あかぎれ治療は当院へ②
前回は「症状・原因編」についてご紹介しましたが、今回は「治療・予防編」になります❄
治療
・保湿:まずは保湿で乾燥を予防、改善します。当院では主に無香料、無着色、ステロイドフリーのヒルドイドなどの保湿剤を処方しています。身体に合う保湿剤が中々いらっしゃらない方はぜひ相談にいらして下さい♪
また保険外でスタッフ・患者様からも好評なグラファの「モイスチュアキープミルク」も取り扱いがございます★
ヒルドイドなどの保湿剤は1ヶ月に処方できる量が限られております。保険で処方される保湿剤では足らない方や外出先でも保湿剤を使用される方におすすめです。
アトピー性皮膚炎や赤ちゃんの肌にも使用できるので是非お試しください♪サンプルのご用意もございます!
・ステロイド薬:赤みや痒みがある場合は炎症を抑えるステロイド薬を使用します。外用が基本ですが、ひどいひび割れにはステロイドのテープ剤で治療することもあります。また、ジュクジュクと浸出液が出ているときはステロイドの外用に浸出液を吸収する外用薬を重ね塗りすることもあります。
・抗菌薬:ひび割れが悪化しパックリと割れた傷口には抗菌作用のある外用薬での治療もあります。
※処方された外用薬を付けて手や足がベタベタとして気になる方は、綿の手袋がオススメです。当院でも1セット(2枚1組)100円で販売しているので、症状や処方内容に応じてお買い求め下さい!
・内服:痒みが強い場合は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を内服して掻き壊しによる症状の悪化を防ぎます。
予防
・水仕事の際はゴム手袋を着用する
洗剤や水による刺激を防ぐため、水仕事をするときはゴム手袋を着用しましょう。
また水に濡れたらすぐにタオルでやさしく拭き取る習慣をつけましょう。
皮膚を濡れたままにしておくと、水分が蒸発するときに皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまいかねません。吸水性のよいタオルを使って、ゴシゴシこすらず押さえるように水分を拭き取りましょう。
・保湿ケアをする
水分を拭き取った後は、保湿クリームなどの保湿剤でケアしましょう。洗面所やキッチンなど、手を洗う場所の近くに保湿クリームを常備しておくと、すぐに使えて便利です。
セラミド入りの保湿剤のほか、角化(皮膚が厚くなる)症状がある場合はビタミンA(レチノール)入りの保湿剤が処方されることもあります。密着してとれにくいワセリンは刺激が少なく、皮膚炎がある人にも向いています。
乾燥や角化症状だけなら、尿素配合のクリームも有効です。ただし、湿疹や傷につけると痛みやかゆみを生じる可能性があるので注意してください。また、ヘパリン類似物質やビタミンEが配合されたクリームやローションもおすすめです。
次回も予防についてご紹介いたします★
2019/12/24
ひび、あかぎれ治療は当院へ♪①
冬になり、寒さと乾燥が気になる時期になりましたね❅
乾燥からくる唇や手足のひび割れやあかぎれに困っていませんか?
ひび・あかぎれは、気温の低下と空気の乾燥による影響を受ける冬によく見られます。
今回は「ひび・あかぎれ」についてご紹介します。
前半は「症状・原因」について、後半は「治療・予防」についてご説明します。
症状
乾燥状態が進行して手足の皮膚が真皮まで裂けた状態を「あかぎれ」といいます。出血したり痒みや激しい痛みを伴うことがあります。
原因
気温が下がると、汗や皮脂の分泌量が低下して、ただでさえ皮膚が乾燥しやすくなります。
↓
乾いた空気による刺激を受けて、さらに皮膚の水分が不足してしまうのです。
↓
皮膚からうるおいが失われて乾燥した状態が続くと、亀裂が入りやすくなります。
↓
指の曲げ伸ばしなどで皮膚が伸ばされると、その力に皮膚表面の弾性力が耐えられず、亀裂が入ってしまうのです。
指関節の伸側(関節などの折れ曲がる側とは反対側、外側になる部分)にひび・あかぎれが起こりやすいのはそのためです。
こうした亀裂は、手だけでなく足にも起こります。よく見られるのが、かかとの部分です。かかとの皮膚がタコのようにかたくなったときにも、
亀裂が生じることがあります。かかとの場合、皮膚の乾燥だけでなく、全身の体重を支えるために皮膚が防御反応を起こしてかたくなるため、
より亀裂が入りやすくなるのです。かかとに体重をかけて歩く人、かたい床を裸足で歩く人などは、かかとに亀裂が起こりやすくなります。
また、唇も亀裂が発生しやすい部位のひとつです。皮膚が薄く、水分保持が難しいため、こまめなケアで乾燥を防ぐことが大切です。
今回はここまでです★
次回は「治療・予防編」になります。早めの治療で悪化を予防しましょう♪
2019/12/17
ベタつかないのに、長時間しっとり! 高保湿乳液について
今回は当院で取り扱っているおすすめの保湿剤についてご紹介いたします。
お肌のカサつきやかゆみ等のお悩みはありませんか?
特にアトピー性皮膚炎の方や市販の保湿剤が不安な方、
またお子様がいらっしゃる方はお子様の肌の乾燥状況が気になるかと思います。
そんな方に当院ではこちらの保湿剤をおすすめしています。
●○グラファ モイスチャーキープミルク○●
・保湿効果が長時間持続
「MC キトサン」というヒアルロン酸の1.7倍の保湿力がある独自成分が配合されており、
皮膚表面に保護膜を形成し保湿効果を長時間持続させます。
・アトピー性皮膚炎や赤ちゃんの肌にも使える
無香料・無着色・エタノールフリーのため小さなお子様にも安心してお使いいただけます。
・全身にお使いいただけます
顔~身体の全身にお使いいただ、ベタつかずのびが良く広範囲に塗布が可能です。
皮膚トラブルは乾燥から悪化してしまうことも…
保湿は健康な肌を保つための重要なケアのひとつです。
この冬のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
こちらは1本(130g)¥2,160(税込)でお取り扱いしております(*^_^*)
また、サンプルもご用意しておりますので気になる方はスタッフまでお気軽にお声掛けください♪
2019/12/11頭じらみ流行しています!
今回は流行中の「頭じらみ」についてご説明いたします。
最近頭皮にフケのような症状はでてきていませんか?
お子様が頭を掻いている様子を目にすることありませんか?
その症状もしかすると「頭じらみ」の可能性があります!!
●しらみとは
ヒトに寄生するシラミには、アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミの3種類があります。お子様間で集団発生するのは「アタマジラミ」です。
●症状
アタマジラミは頭皮に寄生し、頭皮から吸血してかゆみや湿疹などを起こします。
卵のぬけがらはフケと見間違いやすいですが、毛にこびりついて取りにくいのが特徴です。
●原因
主に髪の毛の接触により感染します。身体を寄せて髪の毛が触れ合って遊ぶことの多いお子様は感染しやすい傾向にあります。
帽子やタオルなどの共有や体操で使用するマット、水泳教室や温泉施設などの脱衣かごやロッカーからも感染することがあります。
※シラミはしっかりと毛につかまる習性があるので、プールなど水の中でうつることはないと考えられています。
●検査・診断
頭皮や髪の毛についているシラミを顕微鏡で検査します。検査の際はシラミが付着している髪の毛をハサミでカットするので痛みはございません。採取する少しの間ジッとしていましょう。
●治療
・顕微鏡検査などでシラミが発見できたらシラミ駆除薬で治療を開始します。当院でもシャンプータイプの駆除薬を購入できるのでご安心ください☆
・寝具や感染部を拭いたタオルは、洗濯前に60℃以上のお湯に5分以上浸けてから洗濯しましょう。
・洗濯できないものは、ポリ袋に入れて封をして2週間放置しましょう。
・シラミが落ちる可能性のある場所は掃除機をこまめにかけましょう。人から離れたシラミは血を吸えないので2~3日で死んでしまいます。
当院でもシラミでご受診される方が増えております。フケだと思って診察するとシラミが発見されることもあります!心配な方はご受診をおすすめ致します☆
2019/11/27
水痘(水ぼうそう)が流行しています!②
前回に引き続き水痘についてご説明させていただきます。
今回は治療、気を付けること、帯状疱疹との違いについてです★
治療
重症化を避けるために抗ウイルス薬を内服することが多いです。痒みに対しては抗ヒスタミン薬を内服し、皮疹に対してはワセリンや抗菌薬の塗り薬で治療をすることがあります。
小児の場合はカチリという白い軟膏が処方されることもあります。カチリとは「亜鉛華軟膏」に消毒薬である「フェノール」が含有されたものです。
亜鉛華軟膏はジュクジュクとした浸出液を吸収してくれる働きがあります。
☆気をつけること
・学校保健安全法により、すべての発疹が痂皮化するまで出席停止となります。診断書や届け出に関しては各施設の規定に準じて対応しましょう。
・感染力が強く、発疹がでる1~2日前からウイルスが体内から放出され周りの人にうつる可能性があります。顔を合わせるなどの濃厚接触であれば5分、同室にいた場合は60分以上で感染の危険が高くなります。
☆「帯状疱疹」との違い
水痘は水痘帯状疱疹ウイルスの初感染で発症します。 水痘に感染したあとも水痘帯状疱疹ウイルスは潜伏感染といって体内の神経節に潜んでいます。
加齢やストレス、過労などが引き金となって免疫力が低下すると、体内に潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し帯状疱疹として発症します。
ですから水痘にかかったことがある人なら誰でも帯状疱疹になる可能性があるのです!
当院では水痘帯状疱疹ウイルスのワクチンが接種できます♪
帯状疱疹後の神経痛に悩まされる前にワクチンで発症を予防しましょう☆
水痘(水ぼうそう)が流行しています!①
こんにちは。だんたんと寒くなってきましたね。
季節の変わり目は風邪を引きやすく免疫力も低下している方も多いと思います!
当院では最近水痘のお子様の受診が増加しております。 今回は2回に分けて水痘についてご説明いたします!
水痘とは…
水痘帯状疱疹ウイルスの初感染によって発症するきわめて感染性が強い疾患です。
症状・特徴
・発熱(37~38℃)や全身倦怠感と同時に全身に赤いブツブツ(紅斑性丘疹)が出現します。
・数日の経過で紅斑(赤いブツブツ)→丘疹(盛り上がり)→水疱(水ぶくれ)→膿疱(膿んだ水ぶくれ)→痂皮(かさぶた)と進行します。全経過は7日から10日で、瘢痕(はんこん)を残さず治癒しますが、掻き壊したり傷口から感染を起こした皮疹は跡が残ります。
・見た目は虫刺されに似ていますが頭皮や口腔粘膜、眼瞼結膜にも水疱が形成されるのが特徴的です。
・個々の皮疹は痒みを伴い、次々に新しい皮疹が発生するため新旧の皮疹が混在した状態となります。
・潜伏期は2~3週間ほどです。
・小児に好発し10歳までに約90%の小児に感染します。(日本小児科学会より)
・感染力が強く空気感染します。
合併症
・とびひなどの二次性の細菌感染(伝染性膿痂疹、蜂窩織炎など)、肺炎、脳炎、などです。
原因
水痘帯状疱疹ウイルスの初感染による空気感染や接触感染で発症します。
予防
水痘ワクチンで予防ができます。お子様は2014年10月から定期接種で受けられるようになりました。2回接種しましょう。
1回目は1歳になったらすぐに接種し、2回目は1回目の接種後から3ヶ月以上(標準的には6~12ヶ月)の間隔をあけて接種しましょう。
大人でも抗体価が低いと水痘を発症する可能性があります。 大人での発症はこどもより重症化しやすい傾向にあります。当院では自費にて抗体価の採血も実施しているため、ご不安な方は一度ご受診をおすすめします☆
次回は水痘の治療、気を付けること、帯状疱疹との違いについてご説明いたします★
2019/11/12