あかぎれについて
前回のしもやけに引き続き、あかぎれも冬に多くみられる皮膚疾患です。
今回は「あかぎれ」についてご説明いたします。
◇どんな症状?
指の腹や手の平、足の裏などの皮膚の表面が、カサカサと乾燥して、亀裂ができた状態を「ひび」といい、水などの刺激で染みて痛みを感じます。
そして、“あかぎれ“は、ひびよりも亀裂が深く、赤く腫れ、出血を伴う症状です。あかぎれになると、水仕事などの刺激が無くても痛みを感じることがあります。
◇原因は?
あかぎれの原因は冬の寒さと乾燥です。冬は特に気温が下がっているため、皮脂や汗の分泌がされにくく、皮膚の表面から水分が失われて乾燥しやすくなります。
このときに水仕事が多かったり、冷気さらされると皮膚の表面の皮脂が奪われ、さらに乾燥が進みひびやあかぎれを引き起こします。
◇あかぎれの予防
あかぎれは寒さと乾燥に気をつけましょう。水仕事のあとは保湿剤を塗ったり、外出時には防寒具などでしっかり保温することが重要です。
皮膚が乾燥しやすいという人は、水仕事のときに手袋をしたり、入浴時にはしっかりと手足の先まで温めることを心掛けるとあかぎれができにくくなります。
あかぎれは症状が悪化すると傷が治るまでに時間がかかってしまうため、早い段階で病院を受診することが重要です。
このような症状でお悩みの方はお気軽に当院までご受診ください❀
2023/02/01