乾癬について②

今回は乾癬の治療法と日常生活で気を付けることについて説明します。

【治療方法】
大きく分けると外用療法、光線療法、内服療法、生物学的製剤の4種類あります。
それぞれの治療を組み合わせて行う場合もあります。
外用療法(塗り薬)
主にステロイド、ビタミンD3外用薬を使います。
ステロイドは皮膚の炎症を抑える作用があるためとくに紅斑の改善に効果的です。
ビタミンD3は皮膚の細胞が過剰に作られることを抑えるため、皮膚の盛り上がりやフケのように剥がれ落ちる鱗屑を改善します。
光線療法(紫外線照射)
紫外線は免疫反応を抑える作用があるため、塗り薬だけではよくならないときや発疹の面積が広がってきたときに用いられることがあります。
内服療法(飲み薬)
皮膚の細胞が過剰に作られることを抑える薬や過剰になっている免疫反応を抑える薬などがあります。
生物学的製剤(注射や点滴)
免疫を調整する物質(サイトカイン)の働きを抑えます。他の治療での効果が不十分なときに用いられます。

【日常生活で気を付けること】
・不規則な食生活や喫煙、ストレス、疲労などは乾癬を悪化させる原因になるため生活習慣を見直し、改善することが大切です。
また感染症にかかると症状が悪化することがあるため予防しましょう。
・乾癬では皮膚を刺激すると新たな発疹がでてくることがあるため、入浴時など強く擦らないようにする、衣服は締め付けない、刺激の少ない素材を選ぶとよいです。
・乾燥すると悪化してしまうことがあるため保湿ケア、加湿器などを使用しましよう。
・紫外線は乾癬の症状を改善させる効果があるため日光を浴びるようにしましょう。
過度な日光浴、急激な日焼けは逆に悪化させてしまうこともあるため注意しましょう。

乾癬そのものを完治させることは難しいですが、症状が落ち着いた状態を維持することは可能です。気になる症状があれば気軽にご相談ください☀

2022/04/11

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