保湿剤は適切な量を適切な部位に

当院では乳児から大人の方まで、幅広い年代の方が肌の乾燥に悩まれご来院されます。来院までは至らずとも、冬場は特にお肌のカサつきやつっぱりを気にされている方も多いのではないでしょうか。
肌が乾燥しているときはしっかり保湿剤を使用し、健康な状態を取り戻していくことが重要になってきます。

◇冬に肌が乾燥する原因
1 血行の悪化
気温の低下に伴う毛細血管の収縮により、血液の流れが悪くなり、肌の新陳代謝が乱れてしまいます。

2 水分の蒸散と皮脂分泌量の減少
冬は外気が乾燥しているため、肌の水分が蒸散しやすい環境です。
本来であれば皮脂が蒸散を防ぐ役割を担いますが、汗や皮脂の分泌量が減少により、皮脂膜が不足しています。

3 エアコンによる乾燥
エアコン暖房は室内の湿度を奪い、空気を乾燥させるため肌の水分を奪います。
室内温度と外気温の温度差が大きい冬は、肌に負担がかかりやすい時期といえます。

◇保湿剤の使用量の目安
軟膏やクリームは、人差し指の先から第一関節まで伸ばした量、ローションは1円玉大の量(0.5g)でおよそ手の面積2枚分に塗ることができます。

◇基本的な塗り方
保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後に塗るのが効果的です。出来れば、入浴後5分以内に塗ることを心がけましょう。

◇手順
手を清潔にして、保湿剤を出します。
②保湿剤を点在させます。
③指先ではなく、手のひらを使って優しく、出来るだけ広い範囲に塗ります。また、例えば肩から指先へ縦方向に塗るのではなく、身体のしわに沿って横の方向に塗ると、広がりやすくなります。

乾燥は肌トラブルの原因となることも多いので、適切な保湿剤の使用が大切です。当院では、症状に合った保湿剤を処方しておりますので、乾燥が気になる方はぜひ一度ご来院ください。

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2018/02/23

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