クラゲ刺傷②

前回に引き続きクラゲ刺傷についてご紹介します。

 

★刺されてしまったら

①すぐに海からあがるか、その場から離れます。

②近くにいるライフセーバーなどに処置をお願いしましょう

(クラゲの種類を特定してもらい、洗い流します。触手が残っている場合があるため手袋などをして取り除きます。)

④痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やしましょう

⑤近くの医療機関で治療をおすすめします。(ステロイド外用剤・内服薬や鎮痛剤を使用し症状の緩和をしていきます。)

 

 

【おすすめ】

クラゲは種類によって刺傷後の対処が真逆になります。曖昧な知識での対処や、クラゲの種類を自己判断せずに

近くのライフセーバーや地元の方に助けを求めることが治療への近道になるでしょう。

 

★注意事項

・クラゲに刺されたら「お酢で流す!」と思いがちですが、カツオノエボシの場合は、酢をかけると毒針の発射を促すことになり逆効果になります。

(曖昧な知識で真水やお酢などで流さないようにしましょう。)

・真水で洗うと、海水との浸透圧の差により細胞の毒液が体内に流れ込みやすくなるため、海水で洗い流すようにしましょう。

・浜辺に落ちているビニール袋が実はカツオノエボシだったということもあります。小さいお子様をお連れの場合はお子様から目を離さないようにしましょう。

umi

 

2020/07/21

クラゲ刺傷①

今回はクラゲ刺傷の原因と症状、予防についてご紹介します。

 

日本の海水浴場にいるクラゲの主な種類は、アンドンクラゲ、カツオノエボシ、ミズクラゲ、カギノテクラゲ、アカクラゲです。
沖縄だとハブクラゲもいます。

 

 

原因

クラゲは触手に刺胞と呼ばれるカプセル状の毒を持っており、それに触れてしまうと皮膚にクラゲ毒が注入されます。
海水浴や川遊びの最中に気づいたら刺されていたり、クラゲと知らずに触ってしまい、刺傷する場合もあります。触手に触れると、
触れた部位に発赤や腫れ、痛みが生じます。

 

 

主な症状

ヒリヒリした痛みを感じ、局所に線状の発赤やむくみが生じます。
沖縄県や奄美諸島に多いハブクラゲは、刺されると激しい痛みがあり、ミミズ腫れや水疱などの症状になります。
赤クラゲは別名「ハクションクラゲ」とも呼ばれています。触手はちぎれやすく、乾燥した刺糸が空中に舞って、
それを吸い込むとクシャミがでます。アンドンクラゲやカツオノエボシは電気クラゲとも呼ばれており、
刺された瞬間に激痛があり痒みがでることもあります。刺された所は赤くミミズ腫れになります。
ひどい場合にはショックを起こし呼吸困難や心肺停止になることもあります。
カツオノエボシは死後も刺胞が生きているため、打ち上げられたものなどでも注意が必要です。

もし発見した場合は、絶対に触らないでください。

(環境省HPより)

 

 

予防

クラゲは水中では発見しにくいため、事前にクラゲ被害の情報を得ることや、波打ち際などにクラゲが
打ち上げられていないか確認するなど被害を未然に防ぐことが大切です。地域によってクラゲの種類も
違うため刺傷時の対処方法も異なってきます。外出先の海水浴場などが提供している情報を事前に入手しておくとよいでしょう。
服装に関してはシャツやガッシュガードなどで肌の露出を最小限にするなど工夫が大切です。
また、クラゲの被害が少ないエリアやクラゲネットの中で泳ぐことで被害を抑えることもできます。

 

次回は刺されてしまった場合の対処法と注意事項についてご紹介します!

kurage

2020/07/14

あせも②

今回は前回に引き続きあせもについてご説明します★

 

〇予防〇

汗をかいたら早めにタオルで拭きましょう。シルクやコットンなどの天然素材のものがおすすめです。

また、ぬるめのお湯でシャワー浴をして肌を清潔に保ちましょう。衣類は通気性・吸湿性のいい素材のものを身につけましょう。

室温は夏であれば26〜27度程度に保ち、エアコンの風は直接当たらないように向きを調整しましょう。

 

〇おまけの話〇

その1.「汗かぶれ」と「汗疹」の違い

「汗かぶれ」は汗が刺激となってかいてしまい、炎症を起こした状態の疾患です。あせもと似た症状ですが本来の

「あせも」とは異なる疾患です。汗かぶれも汗疹と同様に予防をすることが大事です。かゆみやかぶれが気になる

ようであれば一度ご受診していただき、症状に合わせてステロイド外用剤などで治療していきます。

 

その2.アトピー性皮膚炎と汗疹

アトピー性皮膚炎も汗疹も湿疹・かゆみといった症状がでます。アトピー性皮膚炎の方で症状が出ている時は

皮膚のバリア機能が弱っているため、汗はもちろん、ひっかいたり、こすったり、肌への刺激や石鹸、化粧品、

紫外線などによっても悪化する場合があります。バリア機能が低下すると、「体の防護壁」に穴が開いた状態

になり、細菌など外敵の侵入を許してしまいます。つまりアトピー性皮膚炎をお持ちの方は汗疹や汗かぶれと

いった肌トラブルになりやすい状態です。季節を問わず保湿を意識し皮膚の清潔を保つことが大切です。

 

紹介した症状に当てはまったり気になることがあればご受診をおすすめします♪

 

 

2020/07/07

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