あせも①
こんにちは。だんだんと気温が上昇し汗ばむ季節になりましたね。
今回は「あせも」についてご説明いたします。前半は症状と治療について、
次回の後半では予防とおまけのお話をさせていただきます★
あせもは、一度に大量に汗をかくことによって汗腺が詰まって発汗が妨げられ、
皮膚の下に汗がたまることで起こる疾患です。
症状としては汗腺の位置に点々とした赤みや、かゆみが現れます。
あせもには4つの分類があります。
1)水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)→表皮内の汗の貯留のみが病態で、炎症がありません。かゆみなどの自覚症状はなく小さな水ぶくれが現れます。
2)紅色汗疹(こうしょくかんしん)→汗腺の多い額、首、さらには汗の乾きにくい部位である肘や膝の内側、オムツの下の臀部などが好発部位となります。赤い丘疹(きゅうしん)が多発し、強いかゆみを伴います。
3)深在性汗疹(しんざいせいかんしん)→表皮のさらに下、真皮(しんぴ)の上層で汗腺がふさがれてしまうと、深在性汗疹になります。熱帯地方など異常な多湿高温にさらされると生じます。そのため、日本では、深在性汗疹のような重症のあせもは見られないといわれています。
4)膿疱性汗疹(のうほうせいかんしん)→汗疹に細菌感染が加わると膿疱性(のうほうせい)汗疹になります。膿疱性汗疹から伝染性膿痂疹(のうかしん)(とびひ)や汗腺膿瘍(のうよう)になることもあります。
〇治療〇
水晶様汗疹は特別な治療を行わなくても自然に治ります。紅色汗疹にはステロイドの外用を行います。深在性汗疹がある場合は、高温を避け涼しい環境で生活して、自然に治るのを待ちます。細菌感染が加わっている膿疱性汗疹では抗菌薬(抗生物質)の塗り薬、さらには飲み薬を使うなど、治療が複雑になることもあります。
皮膚の症状は違う疾患でもとてもよく似ています。診察をすると疑っていた疾患ではないこともありますので、
少しでも皮膚症状が出ている場合には早めの受診と早期治療をおすすめします✿
次回は後半、あせも予防とおまけのお話についてです。7/7更新予定になります。
2020/06/24日焼け止めの塗り方
今月は当院で取り扱いっている日焼け止めクリームについてのご紹介をしました!
いい日焼け止めを買っても塗り方が正しくないと効果的な紫外線対策ができません(´;ω;`)
せっかくの機会なので今回は日焼け止めの塗り方についてご説明します。
「日焼けはしたくない」、「敏感肌だから日焼けをすると肌が赤くなったりヒリヒリしたりする」といった方や、
「どんな日焼け止めを塗ればいいの?」、「こまめに塗るって何時間おき?」と疑問を持つ方のために、
もう一度日焼け止めの選び方や塗り方をおさらいしましょう。
Q1.いつ日焼け止めを塗ればいいの?
→外出の30分前には塗ってください。
Q2.何時間ごとに塗ればいいの?
→2~3時間ごとに塗ることが推奨されていますが、夏は汗をかきやすいためウォータープルーフの日焼け止めもおすすめです。普段お使いになる日焼け止めは下の表にも示したように普通の日焼け止めでも大丈夫です。
Q3.化粧の上からでも塗っていいの?
→問題はないです。化粧崩れが気になったり、メイク直しが手間になったりする方はスプレータイプの日焼け止めもおすすめです。
Q4.SPFやPAが高いと肌へのダメージが大きいの?
→SPFが高値の日焼け止めには「紫外線吸収剤」が含まれていることが多いです。紫外線防御力が高い一方、肌への負担が大きく敏感肌の方が使用すると肌トラブルが生じる可能性もあります。また、SPF、PA値が高くなるにつれて日焼け止めの成分が濃くなるため肌へのダメージはその分強くなります。大切なことは状況に応じた日焼け止めの選択です。
以下の表を参考に日焼け止めの選択をしてみてもいいでしょう。
サンスクリーン剤使用のめやす | ||||
条 件 | 防御対象波長 | 防御効果 | 備 考 | |
SPF | PA | |||
日常生活 | UVB UVA |
5 | + | 光老化予防 |
軽い屋外活動、ドライブなど | 10 | ++ | サンバーン、光老化予防 | |
晴天下のスポーツ、海水浴など | 20 | +++ | サンバーン、光老化予防。耐水性のあるもの | |
熱帯地方での屋外活動 | 30以上 | +++ |
【公益社団法人日本皮膚科学会より抜粋】
当院では市販品が合わない方やシミや日焼けを気になれる方でもご使用できる、低刺激でしっかりと紫外線をカットしてくれる日焼け止めをご用意しております♪
日焼け止めのサンプルのもありますのでお気軽にスタッフまでお声掛けください♪
2020/06/17
グラファ サンプロテクトUV販売しています
当院では、飲む日焼け止めの他に、塗る日焼け止め「グラファ サンプロテクト UV」<25g/¥1950>も取り扱っております。
こちらの日焼け止めは、皮膚科・形成外科の医師と共同で研究を重ねたデータを基に医療視点からの製品づくりを実践しされたもので、敏感肌の方にも使いやすい日焼け止めです。
無香料・無着色で伸びが良く、小さなお子様にも安心してお使いいただけ、ベタつきやツッパリ感もありません(*^^*)
またお身体の他に、化粧下地としてもお使いいただくこともできます。白浮きすることがなく、専用クレンジングも使用することなく、石鹸で落とすことができる日焼け止めです。
耐水性に優れており、紫外線防御効果もSPF40、PA+++なので、日常生活から炎天下でのレジャーまで幅広くお使いいただけます☀
リピーターの方も多く、患者様や当院のスタッフにも大好評の日焼け止めです♪
院内でサンプルご用意しておりますので、この機会に試されてみてはいかがでしょうか?(*´▽`*)♪
赤みくすみをカバーするUVクリームのご紹介☀
気温があがりだんだんと暑くなってきましたね★
紫外線対策は始めていますか?
今回は当院で販売しているUVクリームをご紹介します。
セルニュー+ UVクリーム BB ライト/ナチュラル
(日焼け止め・ファンデーション) 3460円(税込)
赤みやくすみをカバーするBBクリームタイプなので患者さまからご好評を頂いています。
〈特徴&こんな方におすすめ〉
・石鹸で落とせる
・SPF50+、PA++++と高い紫外線カット効果
(日やけやしみの原因になるUVB波、しわやハリ不足の原因になるUVA波をしっかりカットします)
・赤みやくすみ、毛穴、シミをしっかりとカバー
・肌色タイプのBBクリームでファンデーションとしても使用可能
・保湿成分配合
・ビタミンE(抗酸化成分)配合
・ノンコメドジェニック
・無香料
・皮膚科専売品
「明るい肌色のライト」と「自然な肌色のナチュラル」の2色があります。
受付で購入頂けます。
色のない日焼け止めクリームや飲む日焼け止めの取り扱いもございます。皆様のご来院お待ちしてます。
2020/06/03