低温やけどについて

寒さきびしくなってきましたね。湯たんぽを使っている方も多いのではないでしょうか。そこで気を付けて頂きたいのが低温やけどです。

ゆたんぽ

 

〇やけど、低温やけどはどう違うのでしょうか

火傷(やけど)は熱によって皮膚が傷害されることです。原因はポットの熱湯やアイロン等の過熱されたものです。

低温火傷(ていおんやけど)は、通常ではやけどを起こさないような温度でも接触時間が長くなるとやけどになってしまいます。原因は湯たんぽやホッカイロが多いです。

 

火傷の深さによって程度があります。

・赤い状態で、数日で自然と治ってしまうもの。

・痛みがあり、水ぶくれになって、皮膚が再生するまで数週間から数か月かかり、瘢痕になってしまうもの。

・ひどい場合、白くなってしまい、痛みも感じなく、皮膚の移植が必要なものもあります。

 

〇やけどしてしまったら

火傷したあとすぐに冷やすことで、火傷の程度が進行するのを防ぐことができます。水道の流水で30分以上冷やしてください。衣服と皮膚がくっついてしまうことがあるので、衣服の上から火傷した場合はシャワー等でそのまま冷やしてから脱がせてください。

 早めに皮膚科を受診し処置を受けてください。早めの処置が火傷の進行を防ぐのに重要です。

 

〇低温やけどを防ぎましょう

低温火傷は皮膚にくっついている時間が長いため、火傷の程度が深くなることが多いです。就寝時湯たんぽを使うときは、足元から少し離して使用してください。ホッカイロも肌に直接触れたり、肌着等の薄い衣類に貼らず、服の上からにしたり、長時間同じ場所に当たらないように気を付けて、低温火傷を防ぎましょう。

2016/12/08

子どもの冬のあせも

あせもといえば夏に多いと思われがちですが、これから寒くなる冬にもあせものお子さまが多くいらっしゃいます。今日は冬のあせもについて詳しくお伝えします。

 

子供 冬

 

〇なぜ冬なのにあせも??

あせもは汗を大量にかいたときに汗の管が閉じてしまって起こります。子供は体温が高く、新陳代謝が活発のため汗っかきです。冬、寒さ対策で部屋を暖め過ぎたり、厚着させ過ぎがあせもの原因となっています。

 

〇あせもを予防しましょう

部屋温度をすずしく、湿度は上がり過ぎないようにしましょう。厚着をし過ぎないようにして、吸湿性の高い衣類にしましょう。また、皮膚は清潔にして、汗をかいたらこまめに乾いたタオルで拭いたり、シャワーを浴びるとよいです。

 

〇あせもができてしまったら

上記の予防法を行って悪化しないようにしてください。

皮膚科を受診して、必要時塗り薬や、かゆみ止めの飲み薬で対処して早めに治しましょう。

2016/12/06

じんましん

忘年会の季節ですね。不規則な生活になったり、疲れがたまりやすいこの時期、痒くてつらいじんましんにお困りではありませんか?

 

〇蕁麻疹(じんましん)とはどんな病気でしょうか

一時的に体が赤くミミズ腫れの様な症状が出たり、痒みが出たりします。夕方から夜にかけて出ることが多いですが、一日中続くこともあります。

原因は、食物、薬剤、寒冷刺激、ウイルス感染等の場合もありますが、ほとんどの場合は原因不明です。

 

〇どんな治療をするのでしょうか

明らかな原因が判明している場合は原因を避けます。

症状を抑えるために、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を内服します。(血管反応による痒みなので、塗り薬は効かないことが多いです。)

内服をして、症状が出ていない状態を継続されることでじんましんを治していくので勝手に内服を中断せず、決められたとおりに内服治療を続けることが大切です。

 

〇日常生活での注意点は何でしょうか

汗をかくような運動や熱いお風呂に入ると症状が悪化するので控えましょう。

疲労、ストレスによりじんましんが誘発されるので、疲労、ストレスをためない様に十分な睡眠をとり、規則正しい生活を心がけましょう。

かゆい2

2016/12/06

お肌の主治医として、あらゆる世代の方が健やかな素肌を保ち・取り戻すお手伝いを。

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